「最高の日曜劇場」ランキング、松坂桃李『御上先生』を抑えた「予想の上をい く」超スケールドラマは【トップ3】
阿部寛主演のTBS系日曜劇場枠ドラマ『キャスター』が4月にスタートすることが話題だ。同ドラマは、テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求していく社会派エンターテインメントで、阿部は型破りなキャスター役を演じるという。阿部が日曜劇場の主演を務めるのは、3年ぶり6度目。今回はどんな演技を見せるのか、視聴者の期待も高まっている。
日曜劇場といえばストーリーの質も高く、脇役にも豪華キャストがそろう人気ドラマ枠で、これまで数々の名作ドラマを世に送り出してきた。そこで今回は2023年以降放送の日曜劇場に注目、40~50代の男女100人に「最高だった日曜劇場」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
第3位(10.0%)は、松坂桃李主演『御上先生』。
3月23日に最終回を迎えた『御上先生』は、松坂演じる、文部科学省から私立高校に出向してきた官僚・御上孝が教壇に立ち、生徒たちを導きながら権力に立ち向かい、教育を改革していくストーリー。これまでにないテーマ、試みが多く、話題になった。生徒役を奥平大兼、窪塚愛流、蒔田彩珠、高石あかりなど、注目の若手俳優たちの共演も注目を集めた。
「松坂桃李さんが好きで見ているが、毎回続きが気になって面白かった」(42歳/女性/主婦)
「シリアスなドラマで、問題定義もしており、考えさせられた」(56歳/女性/主婦)
「現代だからこその問題を生徒たちで討論して結論を出す部分がよかった。主人公の先生は一切口出ししないのになぜか存在感があった」(54歳/男性)
「今までにない学園ドラマだと思った」(57歳/男性)
「今風な感じで面白いドラマだった」(45歳/女性)
「役が俳優と合っていた」(50歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「現実味があるから見応えがあった」(58歳/男性/研究・開発)
■「最高だった日曜劇場」、第2位はセットもすごいヒューマンドラマ
第2位(13.0%)は、神木隆之介主演『海に眠るダイヤモンド』。
神木隆之介の主演『海に眠るダイヤモンド』は、昨年10月期に放送された。1955年からの石炭産業で躍進した軍艦島こと長崎県・端島と現代の東京を舞台に、70年にわたる愛や友情、家族をテーマにした壮大な物語で、神木が端島の炭鉱員の家で生まれた明るく誠実な青年・鉄平と、現代に生きる夢も希望もない無気力なホスト・玲央という一人二役を演じ分けたことも反響を呼んだ。
斎藤工、杉咲花、池田エライザ、土屋太鳳らが脇を固め、当時の端島を再現したリアルな美術やセットも見どころだった。
「炭鉱が栄えていた頃の軍艦島での人々の暮らしぶりが垣間見えて面白かった」(42歳/男性)
「歴史上の出来事を踏まえていて、軍艦島という名前しか知らなかった島に興味が持てた」(49歳/女性/総務・人事・事務)
「久しぶりに人間が生きているドラマを見た気分になれた」(57歳/男性)
「セットの作りに感動した」(49歳/男性/総務・人事・事務)
「ストーリーがとても面白かった」(41歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「本格的なドラマという感じが良かった」(48歳/女性/主婦)
「キャストの演技が良かった」(48歳/男性/公務員)
「舞台が軍艦島ということと、現代と過去という時間軸のバランスの良さ」(57歳/女性/主婦)
「壮大なストーリー展開が面白かった」(57歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「恋が実らない切なさに釘付けになったので」(59歳/女性/主婦)
「作品のテーマが素晴らしかった」(54歳/女性/公務員)
■第1位は壮大なスケールで考察も沸騰
そして、第1位(45.0%)は、堺雅人主演『VIVANT』。
『VIVANT』は、2023年7月期に放送。主演の堺が演じる大手商社の社員ながら特殊部隊“別班”の精鋭隊員・乃木憂助と、日本の公安警察、テロ組織“テント”との戦いをスリリングに描き、SNS上では展開についての考察も盛り上がりをみせた。中央アジアの架空の国「バルカ共和国」がドラマの舞台となり、モンゴルで大規模なロケを敢行したことや、阿部寛、松坂桃李、嵐の二宮和也、二階堂ふみ、役所広司など、主役級の俳優が勢ぞろいしたことも反響を呼び、大ヒットドラマとなった。
「スケールが大きかったし、アクションもミステリー要素もあって面白かった」(43歳/女性/主婦)
「話の展開が読めなくて、毎回の放送が楽しみだった」(41歳/男性)
「タイトルだけだとイメージが湧かなかったが、撮影規模やストーリー展開など映画並みのドラマだった」(49歳/男性)
「伏線の回収や展開の考察が面白かった」(52歳/男性/総務・人事・事務)
「これまでにあまりない設定だし、内容も壮大で見応えがあった」(40歳/女性)
「堺雅人の演技が良かった」(59歳/男性/コンピュータ関連技術職)
「とにかく脚本が面白く、出演者も個性的な俳優が多くて飽きさせなかった」(43歳/女性)
「最終的にストーリー展開が予想の上をいったと感じた」(43歳/男性)
「話題性が高く、周りのほとんどの人が見ていた」(53歳/女性/主婦)
「エキサイティングな展開だった」(53歳/女性/総務・人事・事務)
「阿部寛がワイルドでかっこいい」(54歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「世界観が壮大だった」(51歳/女性/主婦)
「先が読めないストーリーでハラハラドキドキして楽しめた」(51歳/女性/主婦)
「予算のかけ方やストーリー展開がちょっと異質だったから」(50歳/男性/営業・販売)
「堺雅人さんの演技力は本当にすごいと思ったし、脇も主役級の俳優さんで固められていたし、話のスケールが壮大で脚本もしっかりして面白かった」(55歳/女性/主婦)